長野県松本市の川上司法書士事務所です。相続、遺言、借金、悪質商法、交通事故など身の回りのトラブルの解決に積極的に取組んでおります。

成年後見

現在の日本の社会は急速に高齢化が進んでいます。その速度は世界一ともいわれています。
ご存知のように日本人の平均寿命は世界一の水準です。また、人生選択の多様化によって、かつてない少子化高齢化が進んでいます。
少子高齢化、過疎地の増加・都会への人口の集中、団塊の世代の高齢化等により、少子高齢化はより一層進んで行きます。

こうなると、身の回りの世話や自分の財産の管理など今まで家族の誰かに頼ってきたこともすべて自分で処理していかなければならないという事態が生じます。
物事を判断できるうちは良いのですが、判断能力が衰えてくると、高齢者をねらった悪徳商法や詐欺などの被害に遭いやすくなるばかりか、自分の財産の管理も思うようにいかなくなってしまいます。

成年後見とは?

上で述べましたように、認知症の方、障害のある方など判断能力の不十分な方々は、財産管理や身上監護(介護、施設への入退所などの生活面について配慮すること)についての契約や、遺産分割などの法律行為を自分で行うことが困難であることが多いため、これにつけこんで財産を奪おうとする者や悪徳商法・詐欺などによる被害、または財産の紛失にあうおそれがあります。
このような判断能力の不十分な状態を保護し支援するのが成年後見制度です。

障害者の自立支援

近年、判断能力がなかったり、不十分であったりする障がいのある方(知的障がい・精神障がい)の自立支援が推進されています。しかし、なかなかひとりでは生活がうまくいかなかったり、財産の管理や法律的側面がうまくいかなかったりします。また、障がい者の財産を横領したり、障がい者への虐待が明るみに出る事件が多発しています。
障がい者の生活を、法的な側面で支援し、財産を管理し、福祉関係者の一員として関わっていくのが成年後見人です。
成年後見制度には、大きく分けて「法定後見制度」と「任意後見制度」があります。

成年後見制度

成年後見制度の意義は、例えば一人暮らしの高齢者が悪質な訪問販売に騙されて高額な商品を買わされてしまうといったトラブルの防止や、振り込め詐欺に被害を事前に食い止めることができるという点ですね。
まずは、青年後年制度の基本的な概要をご紹介してきます。

法定後見制度

法定後見制度とは、すでに判断能力が低下している場合に利用する制度です。本人の判断能力の程度によって、次のように区分されます。
(1)本人が判断能力を欠く状況→後見
(2)本人の判断能力が著しく不十分な場合→保佐
(3)本人の判断能力が不十分な場合→補助

任意後見制度

本人の判断能力がある段階で、前もって後見人と後見の範囲を、自分自身で決めておく制度です。

後見人は、財産管理を行ったり、本人が契約する際に同意を与えたり、不当な契約は取り消したりして、権利を保護します。
いわば「本人の財産・権利を守る」役割を担っているのです。
この成年後見の申立て手続を司法書士は業務としております。
また、成年後見制度発足以来、多数の司法書士が財産管理のプロとして、成年後見人等に選任されています。
当事務所の司法書士も、成年後見人への就任実績が多数あり、福祉的法律家として活動しているところです。